ススキが風に揺られ… ようやく秋の気配 大分
大分県内でも厳しい残暑は和らぎ、朝晩は涼しさを感じられるようになってきました。
少しずつ訪れつつある秋の気配を取材しました。
標高およそ1000mに位置する九重町のタデ原湿原です。こちらでは24日、ススキが風に揺られ、秋らしい光景が広がっていました。
◆福岡から「涼しい、ススキがいっぱいで」
◆福岡から「ススキがいっぱいで秋の気配を感じている」
こうした中、大分地方気象台は23日、ススキの開花を観測したと発表しました。平年よりも1日、2023年よりも3日遅いということです。
また、24日の県内の最低気温は、玖珠町で14.3℃、由布市湯布院で14.6℃などを観測。ほとんどの場所で9月下旬並みのこの時季らしい気温となりました。
◆街の人は「体感的には涼しくなり、活動しやすくなった」
街の人たちも秋の気配を感じているようです。
日中の大分市中心部では長袖を来た人の姿も多く見られました。
◆刀祢優月アナウンサー
「大分市の青果店に来ています。 こちらには秋の味覚のブドウやクリ、カキなどが並んでいます。 店の人によりますと、季節の変わり目で売れる商品も変わるということで、秋の訪れを感じる今、売れ行きに期待しているということです」
「食欲の秋」とも言われる中、これからの季節はフルーツも楽しみの1つです。
こちらの店ではブドウやカキなどの秋の味覚がずらりと並べられていました。
ただ、店によりますと、ことしは暑さの影響で、収獲数が減っている果物もあるといことです。
それでも、これまでに築いてきた流通経路を生かし、例年と変わらない品ぞろえにするよう努力しているということです。
朝晩は涼しさが感じられるようになりましたが、気象台によりますと、最高気温、最低気温いずれも今週は平年よりも高くなる見込みです。
ただ、来週から気温はゆるやかに下がっていきそうだということです。