九州北部豪雨から7年 7月豪雨の発生から4年 7月に2つの豪雨災害が起きた日田市で犠牲者に黙とう
九州北部豪雨から7年、そして7月豪雨の発生から約4年となりました。
当時、甚大な被害を受けた日田市では5日、犠牲者に黙とうが捧げられました。
2017年の7月に発生した九州北部豪雨。日田市では河川の氾濫や土砂崩れなどによる被害が相次ぎ3人が犠牲になりました。
またその3年後に起きた7月豪雨では県内で日田市の1人を含む6人が亡くなりました。
2つの豪雨が起きた7月を迎えた5日、日田市役所では市の職員が犠牲者に黙とうを捧げました。
◆日田市の担当者
「あわせて4人の尊い命が失われた。一層気を引き締めて人命最優先で最大限の取り組みをしていきたい」
2017年の九州北部豪雨で大きな被害が出た小野地区を訪れました。
◆TOS児玉直輝記者
「九州北部豪雨で大規模な地滑りが起きた現場。7年が経った今も崩れた岩や土がむき出しになった斜面が残され災害の恐ろしさを物語っている」
小野地区では九州北部豪雨の際高さおよそ300メートル幅およそ200メートルにも及ぶ地滑りが発生しました。
現在、対策工事はおおむね完了していますが依然として災害の爪痕が残っています。
地区に住む人たちは
◆住民
「私の家はここにあったけどもうそれが無くなってしまったあの頃は未来への展望が何一つ見えない中で手探りできた」
◆住民
「何事もなく平穏に梅雨が明ければいいと思って毎日天気図とにらめっこをしている」
2つの豪雨が発生した7月。私たちはその教訓を忘れてはいけません。