公園のフェンス突き破り男児2人が転落 止め金具の一部が劣化腐食し破損 大分
大分県臼杵市は管理する公園で男の子2人がフェンスを突き破り、約2m下の道路に転落してけがをする事故が起きたと発表しました。フェンスは劣化で破損していたということで、市は今後、早急にこの公園のフェンスの全面的改修を行うとしています。
事故が起きたのは臼杵市が管理する白馬の杜公園です。
市によりますと、9日午後6時20分ごろ、男の子3人が公園で鬼ごっこをしていた際に、2人がフェンスを突き破り、約2m下の道路に転落しました。
このうち、5歳の男の子はあごの下を複数針縫うけがをして、現在も通院して治療を受けているということです。10歳の男の子も左膝にけがをしましたが、病院には受診していないということです。いずれも命に別条はないということです。
フェンスは止め金具の一部が劣化腐食したため、破損していました。
市は1月に安全点検を行っていましたが、その際にはフェンスの異常は確認できなかったということです。
市は壊れたフェンスの応急修繕を行い、立ち入り禁止のバリゲードを設置しました。
今後、この公園のフェンスについては早急に全面的改修を行うとしています。
また、この事故を受け、市は市内53カ所の公園の緊急点検を行っていて、「再発防止を徹底したい」と話しています。