インフルエンザ平均感染者数 3週連続で全国最多 専門家に傾向や対策聞く「基礎免疫が落ちていた」大分
大分県内でも猛威を振るっているインフルエンザ。1医療機関あたりの感染者は大分県が全国で最も多く、感染拡大が続いています。
傾向や対策を専門家に聞きました。
10日発表されたインフルエンザの最新の感染状況。
2024年12月30日から2025年1月5日までの1週間で県内58の医療機関から1医療機関あたり54.26人の感染が報告されました。
年末年始に休みだった医療機関があったため報告された感染者数は少なくなっていますが依然として例年と比べて異常な感染状況となっています。
インフルエンザの感染状況を都道府県別で見てみると大分県は2024年12月から3週連続で全国で最も感染者が多くなっています。
◆県医師会 井上雅公常任理事
「ことしは12月のうちから非常に急峻な立ち上がりがあったのは比較的今までと違った動きだった」
「ずっとインフルエンザの感染がコロナの間ほとんど落ち着いていた状況で基礎免疫が落ちていたということが1つあるかと思う」
井上医師によりますと例年1月上旬から流行するインフルエンザA型が今シーズンは2024年12月から流行しています。
そのため続くB型の流行も前倒しになる可能性もありさらなる警戒が必要だといいます。
◆県医師会 井上雅公常任理事
「呼吸器ウイルスの感染症は飛沫で広がるので対策が難しいが、マスクの適切な着用と特に注意したいのがこまめな手洗い手指衛生こちらはぜひ行ってもらいたい」