4つの県の山あいの住宅で相次いだ強盗致傷事件で松本市の事件で再逮捕されたベトナム国籍の男2人の身柄が20日、 長野地方検察庁に送られました。

強盗致傷と住居侵入の疑いで19日、逮捕されたいずれもベトナム国籍で無職のホアン・フー・ホア容疑者26歳。

そして、マイ・ヴァン・シー容疑者23歳の身柄が20日、長野地方検察庁・松本支部に送られました。

2人は今年5月6日未明、松本市保福寺町にある住宅に侵入し、2階にいた50代男性の両手両足をネクタイや粘着テープで縛り、殴る蹴るなどの暴行を加えた上、家庭用の刃物を突き付け、「金を出せ」などと要求。

部屋にあった現金およそ「13万8000円」を奪った疑いが持たれています。

松本市のほかにも栃木・群馬・福島の山あいの住宅が狙われ、同じような手口で被害に遭いました。

一連の強盗致傷事件でホアン容疑者の逮捕は今回で6回目、マイ容疑者は5回目です。

2人は警察の調べに対し、松本市の事件については黙秘しているということです。