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ノーベル賞への登竜門  信州大学・堂免一成特任教授にクラリベイト「引用栄誉賞」太陽光を使って生み出す「クリーンな水素」普及に期待

2024年9月20日 18:53
ノーベル賞への登竜門  信州大学・堂免一成特任教授にクラリベイト「引用栄誉賞」太陽光を使って生み出す「クリーンな水素」普及に期待

「ノーベル賞への登竜門」とも言われる学術賞を、2人の日本人が受賞しました。

このうち1人は信州大学の研究者で、太陽光を使って生み出す「クリーンな水素」の普及につながるとして世界が注目しています。

この賞はイギリスの学術情報会社「クラリベイト社」が、論文の引用回数などをもとにノーベル賞クラスの研究をしたと評価できる研究者に与える「引用栄誉賞」です。

今年は6か国22人の研究者が受賞。日本からは「化学」の分野で信州大学アクア・リジェネレーション機構特別特任教授の堂免一成さん。生理学・医学の分野では神経科学者の彦坂興秀さんが選ばれました。

信州大学の堂免さんは、微粒子光触媒によって太陽の光だけを使い「水」を水素と酸素に分解する研究を行っていて製造過程で「二酸化炭素の発生しない」クリーンな水素を、低価格で大量に作り出すシステム構築につながることが期待されています。