循環型エネルギーを目指し実証実験 松本市の産業廃棄物処理場 焼却炉の冷却水の熱を利用
松本市の産業廃棄物処理場で循環型エネルギーを目指した実証実験が行われています。
松本市の「フロンティア・スピリット」は先月から、焼却炉の熱を利用した発電の実証実験を進めています。
発電は「バイナリー発電」と呼ばれる方法で焼却炉の冷却水の熱を利用します。
脱炭素社会に向けた省エネルギー技術として研究が進んでいて、松本市の今井工場にある焼却炉は最大5キロワットの出力で24時間発電すると一般家庭8世帯分の電力を賄うことができます。
フロンティア・スピリット経営企画部 小澤浩さん
「将来的にエネルギーを循環させたいという思いがあります。平時はハウスとか農作物を作る暖房に利用したり、(災害など)有事の際には公民館に持っていくことによって地域に貢献できていけばいいと思います」
フロンティア・スピリットはこの実証実験を2月まで行い、実用化を目指します。