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長野市の小学生 リンゴジュースの収益金10万円で布団や毛布を購入 いまだ避難所になっている被災地の小学校へ贈る【長野】

2024年3月11日 19:44
長野市の小学生 リンゴジュースの収益金10万円で布団や毛布を購入 いまだ避難所になっている被災地の小学校へ贈る【長野】

オンラインで心を寄せ合いました。長野市の小学生が11日、能登半島地震で被災した石川県七尾市の小学校と交流し、保健室で使う布団10万円分を寄付しました。

「必ず和倉の町は復興します。数年後ぜひ遊びに来てください」

力強く呼び掛けたのは石川県七尾市の和倉小学校3、4年生です。

長野市の飯綱高原にあるグリーン・ヒルズ小学校の児童が11日、オンラインで交流会を開きました。

グリーン・ヒルズ小学校の3、4年生は今年度、防災学習を深め、今年1月の能登半島地震も自分ごととして捉えました。

児童は
「地震から2か月を過ぎてもまだたくさんの人が避難していると思うと少し心配です」

そこで考えたのは去年、リンゴ栽培をして作ったジュースの収益金10万円を生かすことでした。

全国有数の温泉地、七尾市の和倉温泉。地震や断水の影響で今も22すべての旅館が休業しています。

温泉地に近い和倉小学校には、いまも70人が避難し、保健室の布団は避難者のために使われています。

そこでグリーンヒルズ小学校の児童は10万円で新たな布団や毛布3セットを購入し、和倉小学校の保健室で使ってもらうことにしました。

小学生は
「早く水道とか出ていつもの普通の生活に戻ってほしい。東日本大震災とか阪神淡路大震災のことも勉強していきたいなと思っています」

グリーンヒルズ小学校の全校児童32人の思いがこもった布団は今週中に和倉小学校に届くということです。