3年前、長野県塩尻市で妻を殺害した罪に問われた元長野県議・丸山大輔被告の裁判員裁判。23日に長野地方裁判所は懲役19年の実刑判決を言い渡しましたが、丸山被告はこの一審判決を不服として25日に東京高裁に控訴しました。

元長野県議の丸山大輔被告（50）は2021年9月、塩尻市の自宅兼酒造会社で妻の希美さん（当時47）を首を絞めて殺害した罪に問われていました。丸山被告が犯人かどうかの「犯人性」が争点となった今回の裁判で、丸山被告は「妻を殺害したのは私ではありません」と一貫して無罪を主張。一方の検察側は「被告人以外で事実を説明することは不可能」などとして、懲役20年を求刑していました。

23日の判決で長野地裁の坂田正史裁判長は「複数の防犯カメラに映った車の映像と画像は被告人の車と限りなく同一の可能性が高い」などと指摘。「被告人が犯人と認められる」とし、懲役19年の実刑判決を言い渡しました。

丸山被告は一審判決を不服として25日午後、東京高裁に控訴しました。