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全国高校文芸コンクールで県勢が2つの部門で日本一に輝きました。俳句部門で最優秀賞を受賞した、一関市の女子高校生は、3年連続での入賞です。彼女がつむぐ言葉の魅力を取材しました。 全国高校文芸コンクールの俳句部門で最優秀賞に輝いた、県立一関第一高校文学部の3年生、千葉真桜さんです。小学生の頃、大病を患った母親と一緒に見たときの情景を、作品にしたためました。 作品「乳房欠く母と眺むる初蛍」 俳句部門で最優秀賞 千葉真桜さん(一関一高3年) 「母のガンもある程度快方に向かい、身体につけていた機械類も全部なくなったタイミングで一緒に蛍を見に行った。そのときに初めてみた蛍の風景と、よろこんでいる母の姿を見て、これからもお母さんと一緒にいろいろな風景を見に行きたい、ずっと健康でいてほしいという思いを今回詠んだ」 千葉さんの母・真知子さんの病気はすっかり良くなっていて、作品の内容と受賞をよろこんでいるそうです。 千葉さん、実は今回、詩の部門でも2年連続となる優秀賞を受賞したほか、一昨年は短歌で優秀賞を受賞しています。千葉さんがつむぐ言葉の魅力とは… 千葉さんの同級生 岩本智陽さん(3年) 「日常にある言葉の組み合わせ方や使い方が本当に秀逸だなと思う。いつも書いてもらってはすぐに読ませてもらっている」 一関一高文学部顧問 浦川謙一 教諭 「(千葉さんは)最初から書けたので、私が教えたことはほとんどないです。色彩がすごくきれいで…色というか絵が浮かぶような作品をいつも書くので、すごいなと感心していた」 小説を書くのが一番好きだという千葉さん、思いついたら、一気に筆を走らせるそうです。 一関一高文学部 千葉真桜さん(3年) 「最初は絵を描きたかった。子どもの頃はそれが好きだったけれど、私は絵心が絶望的になくて…言葉だったらうまく表現できるということがあって、自分の知っている言葉を使って、自分の考えている風景、絵として直接見せられない風景を言葉で伝えられることが楽しい」 このほか県勢ではひとりが最優秀賞、7人・2団体が優秀賞を受賞するなど、あわせてのべ32の個人・団体が入賞しています。
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