17日間の選挙戦が始まりました。広瀬めぐみ氏の議員辞職に伴う参議院岩手選挙区の補欠選挙が10日告示され、5人が立候補しました。

　立候補の届け出受け付けは、午前8時半から県の盛岡地区合同庁舎で行われ、くじ引きをして届け出順を決めました。

　立候補したのは、届け出順に、「参政党」の新人、吉田 利也 候補48歳。政治団体「世問う国民党」の新人、小田々 豊 候補69歳。政治団体「幸福実現党」の新人松島 弘典 候補67歳。「立憲民主党」の元職、木戸口 英司 候補61歳。無所属の新人で元滝沢市議の田中 亜弓 候補53歳の5人です。

　参議院岩手選挙区の補欠選挙は、詐欺罪で在宅起訴された広瀬めぐみ氏の議員辞職に伴って行われるものです。おととしの参議院選挙で広瀬氏を擁立した自民党県連は今回、責任をとって公認候補の擁立を見送りました。

　県選挙管理委員会によりますと、県内の選挙人名簿登録者数は9日現在100万2065人で、前回の参議院選挙の公示日前日と比べて3万4000人あまり減っています。

　県内で参議院の補欠選挙が行われるのは、1987年以来37年ぶりで、衆議院選挙と同じ10月27日に投票と開票が行われます。