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新渡戸稲造追悼式 命日前に遺徳偲ぶ 岩手県盛岡市

2024年10月14日 19:29
新渡戸稲造追悼式 命日前に遺徳偲ぶ 岩手県盛岡市

 岩手県盛岡出身の国際人で、旧5千円札の肖像としても知られる新渡戸稲造の命日を前に盛岡市内で追悼式が営まれました。

 追悼式には有志でつくる新渡戸稲造会の会員らおよそ40人が参列し、新渡戸の命日、10月15日を前にその遺徳を偲び、黙とうを捧げました。

 江戸時代末期の1862年、現在の盛岡市に生まれた新渡戸稲造は、国際連盟の事務次長を務めたほか、日本人の精神論を英語で紹介した「武士道」の著者としても知られています。

 この後、講演会が行われ、新渡戸稲造基金の藤井茂理事長と新渡戸の父で南部藩士・十次郎の研究家、奈良哲紀さんが現在の青森県十和田市を開拓した十次郎の偉業について語りました。

 2024年は新渡戸稲造会創立40周年、基金の設立30周年の節目にあたりますが、この会で十次郎について講演が行われるのは初めてで、参加者は故人に思いを馳せながら聞き入っていました。

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