国内初のアニメ専門誌「アニメージュ」と、スタジオジブリ作品の歴史を貴重な資料でひも解きます。「アニメージュとジブリ展」が、20日の開会を前に19日、報道陣に公開されました。

　「となりのトトロ」のキャラクター「ネコバス」が、数々の雑誌の表紙から飛び出てお出迎えしてくれる「アニメージュとジブリ展」。

19日は、展示の監修をしたスタジオジブリの髙橋望さんが、 報道陣に展示の案内をしました。

　「アニメージュ」は、46年前に徳間書店が日本で初めて創刊した、アニメ専門誌です。アニメ制作の過程や登場人物の設定を深堀りする記事がファンに受け、アニメブームに火を付けました。

　スタジオジブリは、徳間書店が出資して設立された会社で、ジブリの代表作「風の谷のナウシカ」は、アニメージュに連載されていた漫画が原作でした。

　会場には、アニメ業界の黎明期を飾った「アニメージュ」の数々の表紙のほか、スタジオジブリ作品の原画の実物や一緒に写真が撮れるジオラマなど、400点以上の資料が展示されます。

　また、会場の外ではジブリ作品を身近に感じられるグッズも販売します。

　これが国内最後となる「アニメージュとジブリ展」は、20日から9月23日まで花巻市博物館で開催され、入場チケットを持っている人は、8月に「風の谷のナウシカ」の特別上映を無料で楽しめます。