クマの出没が相次いでいることから雫石町にある会社が６日、クマに対応するための研修会を開きました。クマスプレーがどのくらいの距離まで使えるかなどを確かめました。

　クマスプレーを噴射し使える距離を確かめたのは、雫石町で腕時計の製造を行う会社の従業員です。ことしは雫石町内でもクマの出没が相次ぎ、この会社の近くのカメラにもクマが映っていたこともありました。

会社で警備を務める人
「わたしは一回しか見たことはないが、昼間には結構歩いていると報告を受ける」

　研修会では鳥獣被害対策のアドバイザーを務める雫石町の職員が対策を教えました。

農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー 谷崎 修さん
「（クマスプレーは）クマの下に向けて一気に噴射する。使い切りなので、ずっと吹き続ける」

　クマにはあわないようにすることが大事で、山に入る場合は大きな音のなる花火が有効です。

花火を体験した人
「想像していたより大きな音だったので、自分もびっくりしたが、あの音だったらクマも逃げていくんじゃないかと。良い体験ができた。」

　参加者は、注意すべき痕跡なども教わり、クマへの対処法を身につけました