【警察志望者確保へ】県警察学校で高校生・大学生対象に体験イベント 岩手
年々減少する警察官の志望者を増やそうと、岩手県警察学校で25日、高校生や大学生などを対象にした体験イベントが開かれました。
体験イベントに先立ち、25日はことしの岩手県警の採用試験に合格した84人が出席して内定式が行われました。
岩手県警の警察官採用試験の受験者数は、ことしは320人と、少子化や若者の県外流出などによりこの10年で200人以上減少しました。
体験イベントは志望者確保の一環で、高校生や大学生など37人が参加しました。
ビームピストルの模範射撃を行ったのは、東京オリンピックにも出場した県警察学校の佐々木千鶴助教です。
参加者も教官たちの指導を受けて実射を体験します。
矢巾町 大学3年生
「持つのも大変だし、的に当てるのも大変だった」
矢巾町 大学3年生
「これからどうやって過ごしていくのかとか、施設の見学もあるので、そこでイメージできたらなって」
細田直樹課長補佐
「実際に体験、警察の職員と交流を図ってもらうことで、実際の警察はこんな感じなんだなっていうところで、日ごろ抱いているイメージを払拭できればと思う」
岩手県警では、SNSを活用した情報の発信や、遠隔地からでも参加できるオンラインでの採用説明会などを通じて、警察官の志望者の獲得に務めていく方針です。