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【秋の味覚】待望のサンマ今季初水揚げ 岩手・大船渡港

2024年8月23日 17:02
【秋の味覚】待望のサンマ今季初水揚げ 岩手・大船渡港

 まだまだ厳しい暑さが続く中、「秋の味覚」の到来です。
23日、岩手県の大船渡港に今シーズン初めてサンマが水揚げされました。

 サンマを水揚げしたのは、岩手県大船渡市にある鎌田水産の第11三笠丸と第21三笠丸です。

 2隻の船は8月8日、大船渡港を出て10日のサンマ漁解禁後、台風の影響で17日に北海道でいったん水揚げしました。

 その後、再び漁を行い、36時間掛けて大船渡港に戻り水揚げしました。

 23日は宮城県の気仙沼市と女川町にもサンマが水揚げされましたが、大船渡港への初水揚げ量は、去年の3.5トンを大きく上回る31トンでした。

 けさ、水揚げされたサンマは100グラム以上の中型サイズを上回るものが中心で、1キロあたり1000円から1500円で取り引きされました。

 7月、水産庁が公表した今シーズンの見通しによりますと、北海道から千葉県沖にかけての漁場に来るサンマの量は去年並みの低い水準で、大きさも小ぶりと予想されています。

 第11三笠丸 松谷裕漁労長
「この3~4年よりは大きいんじゃないかなちょっとは。だけど今後続くかわからない。毎航海行って見なきゃわからない」

 水揚げされたサンマは25日に大船渡市で行われる「初さんま祭り」で、8000匹が無料で提供されます。