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「岩手の風とか空気を感じるお酒に…」 岩手県雫石町の酒米がハワイへ 岩手県産の酒米の輸出は初めて

2023年12月6日 19:13
「岩手の風とか空気を感じるお酒に…」 岩手県雫石町の酒米がハワイへ 岩手県産の酒米の輸出は初めて

 岩手県産の酒米が初めて海外に輸出されます。紫波町で6日県産の酒米がアメリカ・ハワイに向けてトラックに積み込まれました。

 県産の酒米を初めて海外に輸出するのは、雫石町上野の農家砂壁純也さん54歳です。

 砂壁さんはことし1月、アメリカ・ハワイの酒蔵「Islander Sake Brewery」におよそ16ヘクタールの田んぼで育てた酒米を納品する契約を結びました。

 ハワイに輸出されるのは「ぎんおとめ」と「結の香」です。今回は玄米およそ10トン分が精米され、砂壁さんが見守る中トラックへ積み込まれました。

砂壁純也さん
「暖かい地域で飲まれるお酒だが、その原料が実は雪深い日本の北国で育っているんだと知ってもらいながら、風景を想像しながら、岩手の風とか空気を感じるようなお酒になってもらって、世界中の人を楽しませてもらえればいいなと思う」

 この酒米は12日に北海道の石狩港を出発し、来年1月中旬にハワイに到着する予定です。その後、醸造され、来年3月から4月頃にハワイのホテルや和食店で楽しめるということです。