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「旧盛岡天主堂」「愛宕神社本殿(旧愛宕山大権現堂)」国の有形文化財登録へ 岩手

2024年7月19日 18:32
「旧盛岡天主堂」「愛宕神社本殿(旧愛宕山大権現堂)」国の有形文化財登録へ 岩手

 岩手県盛岡市と奥州市の2つの建造物が、国の有形文化財に登録されることになりました。

 国の有形文化財に登録されるのは、盛岡市厨川にある「旧盛岡天主堂」と、奥州市江刺愛宕にある「愛宕神社本殿(旧愛宕山大権現堂)」の2つの建造物です。

 このうち、「旧盛岡天主堂」は、1912年に建てられた教会です。1978年に市内の教会から盛岡大学附属高校の敷地内に移築されました。10世紀から12世紀にかけて西洋で広まった建築様式、『ロマネスク』を基調とした繊細なデザインが内部の天井や柱などに施され、当時の洋風建築の様子を知ることができると評価されました。

 国の文化審議会は19日、この「旧盛岡天主堂」と「愛宕神社本殿」の2件を国の有形文化財に登録するよう答申しました。正式に登録されれば、県内にある建造物の登録有形文化財は108件となります。