高千穂の夜神楽「こども伝承者の集い」 稽古の成果を披露
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高千穂の夜神楽を受け継ぐ中学生などが参加して「こども伝承者の集い」が開かれ、日頃の稽古の成果を披露しました。
高千穂の夜神楽は、国の重要無形民俗文化財に指定されていて、毎年、秋から冬にかけて公民館などで奉納されています。
少子化や過疎化が進むなか、「高千穂の夜神楽伝承協議会」では、担い手の育成に力を注いでいます。
高千穂神社で行われた伝承者の集いには、中学生や高校生など約70人が参加し「神降ろし」や「鎮守」、「杉登」など16の演目を奉納。
会場には観光客などが訪れ、演目ごとに拍手を送っていました。
(観客)
「なかなかいいことですね。子供たちが一生懸命にやっているので、高千穂の神楽もこのままいけば安泰かなと思います。」
高千穂町には現在、31の神楽保存会があり、伝承者は約500人です。
高千穂の夜神楽伝承協議会では、神楽の担い手を確保すると共に子供たちの郷土愛も育んで行きたいとしています。
最終更新日:2025年2月23日 18:58