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76時間後に鎮火の山火事 消失面積40ヘクタール 高畠町内の過去10年間で最大規模

2024年5月2日 18:39
76時間後に鎮火の山火事 消失面積40ヘクタール 高畠町内の過去10年間で最大規模

山形県高畠町で4月28日に発生した大規模な山火事は、発生からおよそ76時間後の1日午後6時前にようやく鎮火しました。焼失面積はおよそ40ヘクタールに及び町内では過去10年間で最大規模となりました。

この火事は、4月28日午後1時半ごろ高畠町安久津の「蛭沢湖」の北側の山林から出火したものです。
消防や自衛隊のヘリが連日上空から消火活動にあたり、火は発生から4日目の1日午後5時45分に消し止められました。けが人や建物への被害はありませんでした。
消防によりますと、焼失面積はおよそ39ヘクタールで町内で起きた林野火災としては過去10年間で最大規模となりました。
実は同じ時期に県内では過去にも大規模な山火事が発生しています。1987年5月、山辺町作谷沢で30棟の家や小屋が焼け、4人がけがをした山火事が起きています。
「作谷沢大火」と呼ばれるこの火災による焼失面積は今回の高畠町の林野火災と同じ規模となる40ヘクタールに及びました。
県内では4月に入ってから林野火災や野火が相次いでいて、県は「林野火災野火等多発警報」を4日まで延長し、火の取り扱いには十分注意するよう呼びかけています。