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ゲンジボタルの観察時期を前に生息環境守る活動 ことし一番の暑さの中・山形

2024年6月15日 18:23
ゲンジボタルの観察時期を前に生息環境守る活動 ことし一番の暑さの中・山形

15日の山形県内は、多くの地点でことし一番の暑さとなりました。最高気温が33.6度を観測した山形市では、ゲンジボタルの生息環境を守る活動が行われました。

山形地方気象台によりますと、15日の県内は高気圧に覆われ、各地で気温が上がりました。最高気温は、小国で6月の観測史上最高となる33.7度、山形で33.6度、鶴岡で33.1度など多くの地点で真夏日となり、22の観測地点のうち16地点でことし最高を記録しました。

活動の参加者「きょうは暑いですね。日陰に入ると涼しいが、日なたに来ると暑い感じでなかなかつらい」

こうした中、ゲンジボタルの生息地として知られる山形市上宝沢の「ホタルの里」では、生息環境を守る活動が行われました。
地元の「東沢ホタルの会」のメンバーやNTT東日本グループの社員ら合わせて60人が参加し、ホタルの観察場所の草刈りや幼虫が食べるエサをまく活動などに汗を流しました。

東沢ホタルの会 石沢憲一会長「どのぐらいのホタルが出てくるかが楽しみ。すごい数が出て感動的な光景が見られると思う」

「ホタルの里」では、毎年7月に多くのゲンジボタルを見ることができ、去年は1か月間で2031匹の生息が確認されたということです。