山形県内インフルエンザの流行続く 5週連続警報レベル 若年層の感染拡大
インフルエンザの流行が続いています。山形県内で先週1週間に報告されたインフルエンザの患者数は前の週に比べ減少したものの、5週連続で警報レベルとなっています。
県衛生研究所によりますと、県内43の定点医療機関から、12月24日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者数は1312人で、1医療機関当たりでは30.51人となっています。患者数は前の週に比べ44人減少していますが、5週連続で警報レベルとなっています。
保健所別にみると、1医療機関当たりの患者数は最上が64.5人と最も多く、続いて置賜が42.38人、村山が26.9人、山形市が24人など、庄内を除く地域で、警報レベルとなっています。また、患者の8割以上が20歳未満で、若年層での感染が拡大しています。このほか、子どもに多くみられる「咽頭結膜熱」いわゆるプール熱や、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」も警報レベルとなっています。県は感染対策として、基本的な手洗いや状況に応じたマスクの着用などを呼びかけています。