初めての新紙幣発行体験に興味津々 村山市の中学校で新札の偉人たちにちなんだ給食
20年ぶりとなる新しいデザインの紙幣が3日発行されます。村山市の中学校では1日、給食を通して新紙幣に興味を持ってもらおうと、紙幣に描かれる偉人たちにちなんだ「新札給食」が出されました。
説明「7月3日新しいお札が発行される。3人の偉人ゆかりの好きな物などを給食のメニューにして皆さんに食べてもらいたい」
村山市内2つの中学校で提供されたのは新紙幣の発行を記念した特別メニューの給食です。使われたのはすべて新紙幣に描かれた3人の偉人たちに関連する食材です。
1万円札の渋沢栄一は好物のナスとジャガイモが入ったみそ汁。5千円札の津田梅子はその名にちなんで梅ごはん。千円札の北里柴三郎は好物と伝えられているキュウリとキャベツを使った辛し和えです。
生徒「梅ご飯とてもおいしい。昔の人たちが好きなものがわかってとてもおいしい」
新紙幣が発行されるのは2004年以来20年ぶり。10代の生徒たちにとって紙幣の変更は初めての経験です。
生徒「新鮮ですごいと思う。存分に使いたい」
生徒「(お札が変わることは知っていましたか?)知らなかった。すごいと思う」
生徒「変わるんだなとしか思っていなかった。それぞれ3人のしたこととかわかってよかった」
教師インタ「お札に載っている人物は自分にとってかけ離れた存在で普段から触れる人物ではないのでこういうきっかけからいろんなルーツを調べる子どもたちになってくれたら」
新紙幣は3日発行され、県内の金融機関でも順次取り扱いが始まる予定です。