鶴岡の土砂崩れ 現場周辺の土砂やがれき撤去が完了・山形
おととしの大みそか鶴岡市・西目で発生した土砂崩れ現場周辺の土砂やがれきの撤去が1日までに完了しました。
交通規制が続いていた現場付近の市道が全面通行可能となっています。鶴岡市西目でおととし発生した土砂崩れでは住宅など17棟が倒壊し2人が亡くなりました。
現場では県と鶴岡市によって土砂とがれきの撤去と地すべりを防ぐための本格的な安全対策工事が去年8月から進められてきました。このうち鶴岡市が進めてきた現場周辺の土砂とがれきの撤去は1日までに完了しました。
鶴岡市によりますと土砂は約1万7500立法メートル、がれきは約1700立方メートルの量をそれぞれ取り除いたということです。また、片側交互通行が続いていた周辺の市道はこれまでに全面通行可能となっています。
鶴岡市は今後、災害で破損した市道の排水路の復旧作業などをことしの9月下旬まで行うということです。
一方で、崩落した斜面を補強する県による安全対策工事は現在も続いていて、今年度中に完了する見通しです。