山形県内大雨1週間 3人死亡住宅被害1200棟 鮭川村の一部避難指示続く 停電は全て解消
今回の大雨ではこれまでに3人が死亡したほか、住宅の被害はおよそ1200棟に上っています。鮭川村では一部にいまだ避難指示が出されたままです。一方、山形県内で発生していた停電は1日午後、全て解消されました。
県のまとめによりますと、31日午前11時現在、住宅の被害は全壊が8棟、半壊が1棟、一部損壊が4棟、床上浸水は359棟、床下浸水は527棟となっています。
また、戸沢村ではこれまでにおよそ300棟で住宅被害が確認され、県全体では合わせておよそ1200棟に上ります。山形県内で大雨による住宅被害が1000棟を超えるのは1971年に庄内地方を襲った大雨以来で53年ぶりとみられています。
人的被害は31日、酒田市北青沢で発見され、その後死亡が確認された女性を含め3人に上り、1人が軽いけがをしました。
東北電力ネットワークは1日、県内の停電が午後3時前に全て解消したと発表しました。
一方、鮭川村の一部では土砂災害警戒情報による避難指示が続いています。避難所は31日現在、庄内・最上の6つの市町村で開設されていて避難者数は288人となっています。
また、道路の陥没などで現在全面通行止めとなっている日本海東北道の遊佐菅里インターチェンジから遊佐鳥海インターチェンジまでの区間について、酒田河川国道事務所は来週末までに応急復旧を終えて、全面通行止めを解除する予定です。