東北中央自動車道新庄IC付近の新たな道の駅整備 勉強会を続け検討会の再開目指す
東北中央自動車道新庄インターチェンジ付近への新たな道の駅の整備をめぐり、新庄市の山科市長は11日、道の駅の防災や物流機能を学ぶ勉強会を引き続き開き、最上8市町村などによる検討会の再開を目指す方針を示しました。
東北中央自動車道新庄インターチェンジ付近への道の駅設置構想をめぐっては、最上8市町村や地元商工団体などで構成する検討会が協議を行ってきました。しかし、道の駅の候補地案として挙がった場所について新庄市側から「東北中央自動車道からの直接乗り入れが可能かどうか国への確認が必要」などの意見が出たことなどから検討会での議論が去年3月から中断しています。
新庄市の山科朝則市長は去年9月の市長就任後、検討会の再開を目指す考えを示し、最上地域の市町村長などが参加する勉強会が定期的に開かれています。11日の新庄市議会では、道の駅設置構想の今後の見通しについて山科市長の方針が問われました。
亀井博人新庄市議「検討会の再開に向け5月から勉強会がスタートしています。勉強会のこれまでの経過と今後の予定、見通しについて伺います」
山科市長は9月中に道の駅の防災機能、10月には広域物流拠点をテーマに今後も勉強会を続けていくと述べました。
山科朝則新庄市長「専門家のアドバイスをいただきながら最上8市町村として考えを整理した上で民間団体と合流し検討会を再開できるよう鋭意取り組んでいく」
一方、道の駅の具体的な建設予定地や規模感について新庄市の担当者は「勉強会を経て検討会で協議する」と述べるにとどめました。