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「ビッグビンテージになる」 鶴岡市でワインの仕込み作業最盛期 ブドウが順調に生育

2023年10月16日 17:35
「ビッグビンテージになる」 鶴岡市でワインの仕込み作業最盛期 ブドウが順調に生育

山形県鶴岡市のワイナリーでいま、ワインの新酒の仕込み作業が最盛期を迎えています。ことしのブドウはできが良く、「大当たりの年、ビッグビンテージになる」と、期待が高まっています。

鶴岡市の「エルサンワイナリー松ケ岡」では16日、この土日に収穫したロゼワイン向けのブドウ品種、「ネビオロ」の実を絞る作業が進められていました。ワイン用のブドウの収穫は9月から始まり、仕込み作業がいま、最盛期を迎えています。

エルサンワイナリー松ケ岡 川島 旭ジェネラルマネジャー「この品種だけで収穫量は2トンくらい。ことしはすごく豊作で収穫量は例年の1.3倍くらい」

厳しい夏の暑さでブドウの生育が順調に進み、ワインにとってはことし、大当たりの年となりました。今シーズンに収穫された「ネビオロ」からは、およそ1500本分のロゼワインができる見込みで、このほかの品種を合わせると10種類ほどのワインが作られるということです。
こちらのワイナリーでは土地の傾斜を利用し、絞った果実を品種ごとに貯蔵タンクに移して発酵させています。絞りたてのブドウの果汁は白っぽい色ですが、発酵が進むにつれて深みを増し、通常2週間で見慣れたワインの色合いにー。そして、熟成されます。
11月3日に販売が解禁される新酒のワインを見せてもらいました。

川島マネジャー「色が凄くきれいですよね。ガーネットみたいな。出来が天候に恵まれました。ほかの作物では大変だったところがたくさんあったがことしの赤ワインに関してはビッグビンテージ。本当にきれいな色で」

仕込んだロゼワインは来年の秋以降に販売される予定で、仕込み作業は10月末まで続きます。