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計画の白紙撤回を…栗子山の風力発電計画への反対署名を市民団体が米沢市に提出

2024年2月14日 13:15
計画の白紙撤回を…栗子山の風力発電計画への反対署名を市民団体が米沢市に提出

山形県米沢市の栗子山で進んでいる風力発電計画について、市民団体が14日、計画の白紙撤回を求める2000人を超える署名を米沢市に対し提出しました。

署名を提出したのは、住民らでつくる「米沢の子どもの未来と豊かな自然を考える会」です。
米沢市の栗子山では現在、東京の「JR東日本エネルギー開発」が風力発電計画を進めています。
これに対し会は、国の天然記念物であるイヌワシなどのバードストライクの発生や開発で追われたクマなどによる獣害被害の増加などを懸念して、計画への反対を訴えています。
14日は、会のメンバーら5人が市役所を訪れ、事業者に対し計画の白紙撤回を求める2299人分の署名と、市民全体に対する説明会の実施を求める要望書を近藤洋介市長に手渡しました。

近藤洋介・米沢市長「風力発電事業について(市民が)認識していない現状はあると思う。市としても(事業者に対し) 説明をするようにお願いをしていく」

米沢の子どもの未来と豊かな自然を考える会・高橋ひろみ共同代表「これだけ大きな事業が米沢市で動いているのに市民は全く知らない状態。風力発電施設について情報を発信していきたい」

会は今後、県や国に対しても署名や意見書を提出したいとしています。