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大雨での農林水産分野の被害額60億円 さらに拡大見込み 鮭川村と戸沢村に仮設住宅建設へ

2024年8月2日 18:11
大雨での農林水産分野の被害額60億円 さらに拡大見込み 鮭川村と戸沢村に仮設住宅建設へ

山形県は2日、鮭川村と戸沢村で、大雨で家が流されたり壊れるなどした住民のため仮設住宅の建設を検討していることを明らかにしました。また農林水産分野での被害額は少なくとも60億円に達することが分かりました。

県の災害対策本部会議で示されました。仮設住宅の建設が検討されているのは鮭川村と戸沢村で、現在、各自治体と連携して入居対象となる世帯の意向などを調査しているとしています。

吉村知事「親戚の家に避難しているという人がたくさんいた。避難所に避難されている人 もいる。今回の状況みると長期になる可能性がある。市町村と連携しながら支援をしていきたい」

県は今後、住民からの聞き取り結果に応じて建設する住宅の数やタイプを決め、早ければ8月中に着工する方針です。県内で応急の仮設住宅が建設されるのは、1976年に発生した「酒田大火」以来、およそ50年ぶりだということです。一方、会議では今回の大雨で生じた農林水産分野での被害額は最低でも60億円に上ることが明らかになりました。

吉村知事「まだまだ被害額が増えることが予想されるが、60億円という推計値が発表された。それだけ現場の生産者が大変な思いをされているということ。今後もしっかりと市町村と一緒に被害状況の把握を進め今後の対策を取り組んでいかなければ」

被害額の内訳は調査中ですが、水田とコメ生産関連施設の被害が大半を占めるということです。