×

発達障害のアーティストが描く“こっけいな生き物” 緻密なタッチの「細密画」展 山梨

2025年1月9日 15:55
発達障害のアーティストが描く“こっけいな生き物” 緻密なタッチの「細密画」展 山梨

 緻密なタッチで描かれた「細密画」の数々。発達障害を抱えながら創作活動に取り組む25歳のアーティストの作品展が山梨県甲府市で開かれています。

 甲府市のギャラリーで開催中の「恐ろしくも愉快な生き物たち展」。飾られているのは市内在住のアーティスト、関根悠一郎さん(25)と関根さんが主宰するアートスクールの生徒の作品です。

荒木キャスター
「こちらは関根さんが15歳ごろに描いた作品です。細かく緻密にペンで描きこまれていて、これが関根さんの作品の魅力の一つです」

 幼少期から細密画を描くようになった関根さんは現在25歳。アスペルガー症候群などを抱えながら10歳で初の個展を開くなど、創作活動を続けてきました。現在は自らが主宰するアートスクールで、講師として指導にも当たっています。

 会場には関根さんの小学生時代の作品から最新作までを含む約90点が展示されていて、繊細で独創性に満ちた世界観があますところなく表現されています。

アーティスト 関根悠一郎さん
「変わった怪物とか、こっけいな生き物とか、空想のものが好きで描いたのが多い。人それぞれ違うので(作品を)見て面白くなってもらえたら、それで万々歳だと思う」

 この企画展は甲府市丸の内2丁目のギャラリー1045甲府で今月12日まで開かれています。

最終更新日:2025年1月9日 15:55
    山梨放送