「早く“幕”下ろしたい」“富士山コンビニ”騒動で町長が本音 プランター設置を検討 山梨・富士河口湖町
オーバーツーリズム対策で一時、コンビニエンスストア前に設置されていた富士山の「目隠し幕」について富士河口湖町は30日、「一定の役割を果たした」として、代わりに「プランター」の設置を検討していることを明らかにしました。
富士河口湖町の河口湖駅近くのコンビニ前は富士山の撮影スポットとして外国人観光客が殺到し、マナー違反が相次いだため、町は富士山を隠す「幕」を設置しました。
現在は台風対策もあり、試験的に外していますが、30日の会見で渡辺英之町長は「SNSで幕の設置が拡散されたため、撤去後も観光客が分散している」との認識を示しました。
富士河口湖町 渡辺英之 町長
「人の通り道もだいぶスムーズになっている。このまま行けば幕は元通りに設置しなくてもいいのではないかと考えている。幕を早く下ろしたいというのが本音」
同じく富士山の撮影スポットだった役場近くのコンビニ前には県がプランターを設置し、マナー改善の効果が出ていることから、渡辺町長は河口湖駅近くのコンビニ前にも同様にプランターの設置を検討するということです。