若者の3割「自分のこと好きじゃない」県の意識調査 17%が「将来に希望ない」山梨
山梨県が12歳から30歳までの若者を対象に実施した意識調査で、「自分のことを好きだと思うか」という問いに対し、否定的な回答が約3割に上ったことが17日、分かりました。
この意識調査は県が11月5日~30日に県内の12歳~30歳の若者を対象に実施したもので、のべ968人がインターネットを通じて回答を寄せました。
それによりますと、「自分のことを好きだと思うか」を問う質問に対し、「思う」「どちらかと言うと思う」と答えた割合は計69.1%となった一方、計30.7%が「思わない」「どちらかというと思わない」と答えました。
また、「自分の将来に明るい希望があると思いますか」という質問に対しては「思わない」「どちらかというと思わない」と答えた人が計17%に上りました。
このほか、「あなたを取り巻く環境は夢ややりたいことを実現できる環境になっているか」との問いに対し、「思う」「どちらかというと思う」と答えた人は70.4%でした。
県は貧困の解消や連鎖の防止に歯止めをかける必要があるとし、今回の調査結果を踏まえて来年3月までに「山梨県こども計画」を策定することにしています。