スギ花粉の飛散始まる 3月の陽気も…再び寒波襲来 1週間ほど居座る見通し 山梨

甲府では14日からスギ花粉の飛散が始まり、17日の日中は3月の陽気となりました。一転、17日午後からは再び寒波が襲来し、今後1週間ほど厳しい寒さが続きそうです。
17日の県内は暖かい空気が流れ込んで気温が上昇し、最高気温は甲府で14.4℃、南部で15.8℃などと各地で3月上旬から下旬並みの陽気となりました。
こうした中、山梨市の清白寺ではロウバイが咲き誇り、小さな黄色い花が境内に春の訪れを告げています。寒さの影響で例年より1か月ほど開花が遅れたといい、2月いっぱいは楽しめそうだということです。
また、県衛生環境研究所によりますと、14日から甲府でスギ花粉の飛散が始まりました。
14日から3日連続で1平方センチメートル当たり1個以上の花粉を観測したもので、去年より4日遅く、ほぼ平年並みの飛散開始だということです。また、今シーズンのスギとヒノキの花粉は平年より3割ほど少ない見込みです。
一方、県内は17日午後から強い冬型の気圧配置と寒波の影響を受け、気温が下がっています。この寒波は今後1週間ほど居座ると見込まれ、甲府では19日以降、6日連続で最低気温がマイナス4℃を下回る予想です。
甲府地方気象台は乾いた空気が入り込みやすいとして、火の取り扱いや強風に注意を呼びかけています。