「命に関わるかも…助けたい」行方不明の高齢男性を保護 女子高生4人を表彰 山梨
行方不明となっていた高齢男性を保護した女子高校生4人が19日、警察から表彰されました。
表彰されたのは北杜高3年の女子生徒4人で、甲府警察署から感謝状が手渡されました。
北杜高3年 戸島有菜さん
「高齢者の方を無事、家族のもとに帰すことができてよかったです」
表彰後、4人は警察官とともに当時の様子を再現しました。
4人が高齢男性と出会ったのは1月22日夜、甲斐市のショッピングモールで食事をした後の帰り道でした。
老人役の警察官
「すいません、あれは警察署ですか?」
4人は男性に警察署に向かう道を教え、いったんはその場を後にしましたがー
北杜高3年 五味遥さん
「横断歩道ではない所を渡ろうとしていて。このままだと車にひかれたり、命にかかわることがあるかもしれないと思ったので、助けようと思いました」
4人はもう一度、男性に声をかけます。
「やっぱり一緒に行きましょう」
この後、4人は警察に通報。男性が「お腹が減った」と話していたことから、コンビニでパンとお茶を買って警察官を待ったということです。
北杜高3年 赤沼鈴風さん
「困っている人がいたら、すぐに行動して助けられるようにしたいです」
北杜高3年 長田美紅さん
「おじいさんを助けたいという気持ちがいっぱいで、みんなと話し合って最後まで一緒にいようと決めていました」
甲府警察署の平井親一署長は「4人が素通りしていれば、重大な事故にもつながりかねなかった」と感謝。「優しい心を持ち、さまざまなことにチャレンジしてほしい」とエールを送りました。