食べたら死亡も…猛毒キノコ「カエンタケ」今年も確認「触らないで」注意呼びかけ 山梨県
近年、県内で発生が相次いでいる猛毒キノコ「カエンタケ」が今年も甲州市で確認されました。県や市は見つけても触らず、自治体に通報するよう呼び掛けています。
カエンタケは手のような形をした赤やオレンジ色の猛毒のキノコで、初夏から秋にかけて広葉樹の倒木や枯れた切り株に発生します。甲州市では9月3日、塩山ふれあいの森総合公園近くの森の中にカエンタケのようなキノコが生えているという情報が寄せられ、5日に職員が確認して除去しました。
甲州市環境課 森一幸 さん
「非常に毒性が強く触れただけで炎症を起こし、間違って食べた場合は死に至ることもあります」
カエンタケはナラ枯れが発生した森で、被害があった年やその数年後に多く発生することが知られています。市によりますと今回、カエンタケが見つかったのも以前にナラ枯れ被害があった場所だということです。ナラ枯れの被害は子どもが遊ぶ公園などでも確認されているため、県などは決して触らないように注意を呼び掛けています。
甲州市環境課 森一幸 さん
「毒性が非常に強いので、発見したら触らずに市役所に連絡をお願いします」
ナラ枯れの被害は公園や遊歩道でも確認されているため、子どもが誤ってカエンタケに触ったりしないよう注意を呼び掛けています。