早川町 雨畑ダム堆積土で農地造成計画 地元住民が専門家招き現地視察 山梨県
早川町で、雨畑ダムの堆積土を盛り土にした広大な農地の造成計画が進められていることが分かりました。
計画が進められているのは、早川町の農地や山林約73ヘクタールで、雨畑ダムの堆積土を搬入して町内3カ所に盛り土し、ワイン醸造用ブドウなどを栽培する農地が造成します。
過去にはダムの堆積土が要因で台風の際に浸水被害が発生、町は「計画はその対策」としています。
自然環境への影響に不安の声もあり、地元住民は3日、専門家を招いて現地を視察。造成地の崩落の危険性やダム管理者に代行して、町が堆積土を処理することへの疑問を指摘する意見が相次ぎました。
計画では、2024年3月までに県に対し土地改良区の認可申請が行われる予定です。