バルサと対戦 世界トップレベルを体感 大会史上初の日本勢勝利も 小学生欧州無償派遣事業 山梨
「小学生年代のチャンピオンズリーグ」とも呼ばれる「TIC TAC CUP」のグループステージ第3戦。小学5年生10人の山梨選抜「UNLIMITED GOALS YAMANASHI」は念願のバルセロナ戦に臨むと、積極的に攻撃を展開。
守備ラインでボールを奪うと、風間斗歩(フォルトゥナSC)のパスを受けた主将・高橋結人がミドルシュートを放ちました。
さらに、素早いリスタートから、ボールを受けた石川誠也(FCアルピーノ)が果敢にゴールを狙いました。
終了間際にも荻野廉士(千塚FC)がライン際で相手選手をかわすと、スルーパス。石川が抜け出しましたが、ゴールネットを揺らすことはできませんでした。
一方、守備では立ち上がりからバルセロナに個の能力の高さを見せつけられますが、山梨選抜も組織力で応戦。体を張り、食い止める場面も。
試合は0-10の大差で敗れたものの、選手たちは世界トップレベルでの経験を今後の成長への糧にします。
風間選手
「まだまだ直さないといけないところもあるが、通用したところもあった」
荻野選手
「バルセロナはパス一本を大事にしている。そこをもう少し日本で極めてまたスペインでバルセロナと対戦したい」
スペイン勢との3連戦となったグループステージは3戦全敗、無得点に終わりましたが、バルセロナ戦後に行われた順位決定戦では米国のチームと対戦し、PK戦の末に勝利。大会史上初となる、日本勢の白星となりました。