リニア工事差し止め訴訟 「違法性なし」沿線住民の請求棄却 甲府地裁
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リニア中央新幹線のルート沿線に住む住民がJR東海を相手取り工事の差し止めを求めた裁判で甲府地裁は28日、「工事に違法性はない」として請求を棄却しました。
この裁判は南アルプス市のリニア建設予定地の沿線住民がJR東海に対し、騒音や振動による被害や日当たりが悪くなるなど生活環境が悪化するとしてJR東海に対して工事の差し止めを求めたものです。
28日の判決で甲府地裁は、住民側が訴えた騒音や振動よる被害などついていずれも「工事を差し止める必要があるほどの違法性はない」と指摘。
また、着工によって地価が下落したとする住民側の主張については「別に補償される可能性があり、工事の公共性や公益性から考えると住民が我慢すべき範囲内」とし、原告側の訴えを退けました。
原告側は判決を不服として、近く控訴する方針です。