マムシグサ果実を口にした幼児が救急搬送 口唇などに強い痛み キャンプ場周辺を散策中 山梨県
県の富士・東部保健所管内のキャンプ場を訪れた幼児が野草の「マムシグサ」の実を口に含み、食中毒の症状で救急搬送されていたことが分かりました。
富士・東部保健所によりますと、幼児は8月3日に県外から家族で訪れたキャンプ場を利用した際、付近を散策中に生えていた野草の実を口に含み、口唇や舌のはれ、強い痛みなどを訴えて救急搬送されました。
幼児はすでに回復しているということですが、幼児が住む自治体が実を調べたところ、有毒植物のマムシグサだったことが分かりました。
マムシグサは初夏から秋にかけてトウモロコシのような粒状の実を付け、熟すと赤くなります。
有毒成分はシュウ酸カルシウムで、口に含むと口唇や舌、喉の腫れ、強い痛みが生じるということです。
県は小さな子どもが誤って有毒植物を口にしないよう、注意を呼びかけています。