【速報】ワナにかかっていたツキノワグマに87歳男性襲われる 頭と顔ひっかかれ顔面骨折などの大ケガ クマは殺処分、ワイヤーの固定が不十分だったか 兵庫・新温泉町
兵庫県新温泉町でワナにかかっていたツキノワグマに男性がひっかかれ、大ケガをしました。
兵庫県によりますと、21日午前6時半ごろ、新温泉町切畑で、87歳の男性がシカやイノシシ用のくくりワナの見回りに行ったところ、ワナにかかっていたツキノワグマに襲われたということです。
兵庫県は、ワイヤーの固定が不十分だったために起きたとみて、狩猟者登録をしている人を対象に基本技術の確認を徹底するとしています。
男性は頭から顔にかけてひっかかれ、頭部の裂傷と顔面骨折の大ケガをしましたが、自宅まで自力で戻り、病院に搬送されました。意識はあり、命に別状はないということです。
クマは大人のメスで体長約1メートル、体重約100kgキロほどだったということで、すでに殺処分されました。
兵庫県内で起きたクマの被害としては、ことし7月に養父市で男性がクマに襲われて以降2件目です。
兵庫県は、ことしは人里に降りてくるクマが例年より多いということで、クマを集落へ近づけないため、食べ物を放置しないなどの対策をとるよう注意を呼び掛けています。