正月飾り用「若松」出荷準備ピーク 青々と茂る松葉が「不老長寿」の象徴 “三大産地”の兵庫・丹波市
兵庫県丹波市では、正月飾り用の「若松」の出荷に向けた準備作業がピークを迎えています。
丹波市山南町の坂尻地区は、丹波霧による適度な湿度や、寒暖差の大きい気候によって質の高い「若松」が育ち、茨城、愛媛と並んで「日本三大産地の一つ」とされています。
若松は上を向き、1年中青々と茂る松葉が「不老長寿」の象徴とされ、正月飾りの縁起物として、使われます。
苗から約3年かけて、高さ1.5メートルほどに育った若松は、 余分な葉や枝を丁寧に刈り取り、形や大きさを整えて完成です。
今年は台風の影響も少なく、まっすぐで立派な若松が育ったということで、作業は11月いっぱいまで続き、12月上旬から西日本を中心に、全国へと出荷されるということです。