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【最強寒波】「不要不急の外出は控えて」9~10日は近畿各地で今季最も強い寒気 平地で積雪の恐れも

2025年1月8日 17:45
【最強寒波】「不要不急の外出は控えて」9~10日は近畿各地で今季最も強い寒気 平地で積雪の恐れも

 近畿各地で冷え込みが強まり、10日にかけて今シーズンで最も強い寒気が流れ込む予想で、大雪への警戒が必要です。

 8日朝、京都府宮津市にある山あいの集落は、降り積もった白い雪に覆われていました。ヤギを連れた こちらの男性。ヤギ小屋として使っている建物が雪で閉ざされないよう除雪作業に追われていました。

 「『雪かき』しないと、ドサっと降ったときに大変なので、 除雪機使ってやっている」

 9日朝から10日朝までに予想される降雪量は、近畿北部の山地で50センチ、平地で30センチ。近畿中部でも、山地で40センチ、平地で7センチの雪が降る見込みです。

 日本海に面する兵庫県豊岡市。近畿北部では5メートルの波が予想され、海岸では大きな波が勢いよく岩に打ちつけていました。さらに、視界が白く濁るほどの横殴りの雪。9日にかけて、最大瞬間風速は30メートルと予想されています。

 冬のカニ漁でにぎわう豊岡市内の漁港も、8日は漁船が停泊し閑散としていました。漁港関係者によると、「思うように漁に出られず、今週いっぱいは出航が厳しい状況」だということです。

 今シーズン一番の寒波は、9日から10日にかけてがピークになる予想で、北部は大雪などのおそれ、中部の平地でも雪が降ってうっすら積もる所がありそうです。

 こうした中、気象庁と国土交通省が緊急会見を開きました。
 
 国交省担当者
 「不要不急の外出は控える。予定を変更することもお考え下さい」

 各地で今シーズン一番の冷え込みをもたらしている“最強寒波”。

 秋山実紀 記者
 「8日朝の大阪市内の気温は3.8℃です。風が強く吹いていることもあり、気温よりも寒く感じます」

 大阪市内(最低気温3.3℃)では万全の防寒対策で通勤する人の姿が。
 
 「いつもより分厚いコート着てきました」
 「ちょっと上も薄く寒いので、帽子かぶっています」

 この寒さは京都の観光地でも(京都市の最低気温0.3℃)。
 
 「タヒチから来たのでとても寒い。タヒチは今とても暑いから」

 氷点下近くまで冷え込む中、観光名物「保津川下り」を楽しむ観光客の姿も見られました。
 
 アメリカからの観光客
 「少し寒いけど、日に当たると大丈夫」
 (Q:『保津川下り』はどうでした?)
 「すばらしい、ベリービューティフォー」

 ただ、寒さのピークは9日以降。気象庁と国土交通省は8日、緊急会見を行い、大雪の場合は不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。

 国交省担当者
 「本州の日本海側を中心に大雪になる予想となっており、車両の立ち往生・道路の通行止め、公共交通機関の大幅な遅延・運休の恐れがあります」

最終更新日:2025年1月8日 17:45