【速報】中国道「本線上に人が倒れている」男性死亡 複数の事故起こし…車から降り歩きはねられたか 警察はひき逃げの可能性があるとみて捜査
兵庫県の中国自動車道の道路上で男性が死亡しているのがみつかった事故で、現場から約700メートル先に運転手が不在の車が見つかったことが分かりました。
警察は、事故を起こした男性が車から降りたあとに、事故に巻き込まれたとみて、詳しい状況を調べるとともに、ひき逃げの可能性があるとみて捜査しています。
現場は中国自動車道上り車線のひょうご東条ICから西に数百メートルの地点で、28日午前8時半ごろ、対向車線の通行人から「本線上に人が倒れている」と警察に通報がありました。
警察と消防が駆け付けたところ、男性が走行車線と追い越し車線の間で仰向けの状態で倒れていて、その場で死亡が確認されました。
死亡したのは大阪府寝屋川市の会社員、佐々木敦史さん(31)で、複数台の車にはねられた痕があったということです。
警察によりますと、現場から東に700メートル離れた地点で運転手がいない乗用車が見つかりました。車には誰も乗っておらず、運転席の窓が開き、ガードレールにぶつかった状態で停車し、反対側の側面にも衝突の痕が残っていたということです。
警察は、佐々木さんが乗用車を運転中に複数回の衝突事故を起こした上で、車外に出て、徒歩で逆走した際に複数台の車にはねられたとみて、身元の確認を急ぐとともに、男性がひき逃げされた可能性があるとみて捜査しています。
この事故の影響で、中国道の上り車線は滝野社IC~ひょうご東条ICの間で通行止めとなっていましたが、約5時間後の午後2時に通行止めは解除されました。