「なぜ軍用ヘリが進路に…」事故による生存者なしか 今後は復旧作業へ 米ワシントン近郊で旅客機と衝突【中継】
アメリカの首都ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港近くで、アメリカン航空の旅客機と軍用ヘリコプターが空中で衝突し、近くの川に墜落しました。
救助活動が続くワシントン近郊から中継です。
アメリカン航空の旅客機が着陸しようとしていたレーガン・ナショナル空港です。ホワイトハウスなどがあるワシントン中心部からほど近い場所で、事故が起きました。
現地の消防当局などは日本時間の30日夜、会見を開き、捜索で生存者は見つかっていないと明らかにしました。これまでに旅客機から27人、軍用ヘリから1人の遺体を収容したということで、この事故による生存者はいないとみられると述べました。
そして今後は、現場で行われている救助活動を、復旧作業へ切り替えると表明しました。
旅客機はポトマック川で3つに分離した状態で見つかっていて、胴体部分は逆さまになっているということです。
また当局は、事故当時の状況について、天候は晴れていて、直前まで旅客機・ヘリコプターともに「標準的な飛行」を行っていたと説明しました。
ただ会見に同席したアメリカン航空のCEOは「現段階でなぜ軍用ヘリが旅客機の進路に入ったか分からない」と述べ、旅客機の進路に問題はなかったとの認識を示しました。