旅客機と軍用ヘリが衝突し川に墜落 消防当局「生存者いるかわからない」 米ワシントン近郊
アメリカの首都ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港近くで、アメリカン航空の旅客機と軍用ヘリコプターが空中で衝突し、近くの川に墜落しました。現在、救助活動が行われています。
FAA=アメリカ連邦航空局によりますと、レーガン・ナショナル空港の滑走路に着陸しようとしたアメリカン航空の旅客機と軍用ヘリが、空中で衝突したということです。事故の瞬間とみられる映像をカメラが捉えていました。旅客機とみられる光に、別の小さな光が近づき、爆発する様子が映っています。
墜落した旅客機は、中西部カンザス州ウィチタからレーガン・ナショナル空港に向かっていたということで、乗客乗員合わせて64人が乗っていたということです。
また、衝突したヘリコプターはバージニア州の陸軍施設から飛び立ったブラックホークと呼ばれるアメリカ軍のヘリUH60で、軍関係者3人が乗っていたということです。CNNは「訓練飛行中だった」と報じていますが、詳しいことは分かっていません。
旅客機は、近くのポトマック川に墜落したということで、現在、救助活動が行われています。CBSは少なくとも18人の遺体が見つかったと報じていて、消防当局は「生存者がいるかどうかはわからない」と述べています。
トランプ大統領は、SNSで「これは防げるはずの事故だったのに防げなかった、最悪だ」などと述べています。
現地の日本大使館は、墜落した旅客機に日本人が搭乗していたかどうか確認中だとしています。
この事故の影響で、レーガン・ナショナル空港は30日の夜まで閉鎖される見通しだということです。