顧問先に脱税を指南、約1億2千万円脱税させた疑いで税理士を告発 顧問先から報酬得たか 大阪国税局
顧問先の会社に脱税を指南し、あわせて1億2000万円あまりを脱税させたとして、大阪国税局が税理士の男を大阪地検に告発しました。
法人税法違反などの疑いで告発されたのは、大阪市阿倍野区にある税理士事務所の代表、箱谷茂広税理士(63)です。
関係者によりますと、箱谷税理士は、2022年までの3年間に、顧問先の2社に架空の外注費を計上する手口を教え、あわせて1億2000万円あまりを脱税させた疑いが持たれています。箱谷税理士は、「納税額を安くしたい」という顧問先の会社に脱税を指南し、手数料名目で報酬を得ていたとみられています。
また、大阪国税局は、箱谷税理士からの指南を受け脱税した疑いで「金田空調設備」と「興陽ボーリング」の前の社長らや、別の解体工事会社の元社長についても大阪地検に告発しました。