【速報】「命を守る対策を一切していなかった」小1男児プール死亡 学童保育の元園長の男を書類送検 事故後、県内6割の施設でマニュアルがないことが判明 滋賀
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滋賀県長浜市のプールで、去年7月、学童保育で利用していた小学1年生の男の子がおぼれ死亡した事故で、18日、学童保育の責任者だった男が業務上過失致死の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、滋賀県長浜市の学童保育の元園長の男(50)で、児童がおぼれる危険性があるにもかかわらず、常に監視するなどの注意義務を怠り、男の子がおぼれていることに気づかすに死亡させた疑いがもたれています。
2023年7月26日午後、滋賀県長浜市野瀬町の「あざいカルチャー&スポーツビレッジ」の25メートルの屋外プールで、小学1年生の男の子(6)が溺れて死亡しました。
当時、学童保育で小学1年生から6年生の45人がプールを利用し、職員4人が監視にあたっていて、男の子はプールの浮きに覆いかぶさった状態で見つかったということです。
■元園長は「命を守るための対策を一切していなかった」
警察によりますと、男の子の身長は当時126センチで、おぼれたプールの水深は、深いところで130センチありました。また、男の子は泳ぐことができなかったにもかかわらず、元園長は男の子の遊泳能力を把握していなかったということです。
元園長は「監視など、児童の命を守るための諸対策を一切していなかった。諸対策を実施していれば事故は起こらなかった」などと話し、容疑を認めているということです。
事故後に県が行った調査では、滋賀県内でプール活動を実施する学童保育のうち、事故が起きた施設を含む約6割で事故防止マニュアルがないことが判明。有識者などから構成された第三者委員会は2024年1月、安全対策が不十分だったと結論付ける調査報告書をまとめていました。