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【台風7号】JR京都駅は混乱なし「五山送り火」で人出は増 東京駅は閑散、東海道新幹線の改札口閉鎖

2024年8月16日 18:25
【台風7号】JR京都駅は混乱なし「五山送り火」で人出は増 東京駅は閑散、東海道新幹線の改札口閉鎖

 台風7号の接近に伴い東海道新幹線では16日、新大阪と名古屋の間のみ「こだま」を1時間に2本程度運行し、東京と名古屋の間では始発から運転を取りやめるなどの影響が出ています。
 (JR京都駅前から田上瑛莉香 記者が報告)

(田上記者)
 京都駅前の広場からお伝えします。本来、8月の京都は観光的には閑散期で、他の季節と比べても人出は落ち着く傾向にありますが、今夜は夏の伝統行事「五山送り火」が行われるためか、徐々に京都市内は人が増えてきている印象です。

 台風7号の接近に伴う影響ですが、2日前から運休や臨時便の情報が出されていたこともあって、窓口での目立った混乱は見られません。
 ただし、普段と全く異なる光景も見られました。いつも多くの人が行き交う新幹線のコンコースには、ほとんど人の姿が見られず、横にある飲食店も利用客の姿が見られませんでした。

 鹿児島から東京に戻る予定だった人
「きょう帰る予定だったんですけど、京都で一泊して。事前の周知があったことでかなり(予定が)組みやすくなった。きょうもホテル取れましたし…」

 早めの判断で混乱が避けられたと評価できる一方で、周辺の店舗や観光などへの影響の大きさも感じました。
 きょう中に関西から東京方面に向かうには、迂回ルートとなる北陸新幹線と特急サンダーバードや大阪・なんばと名古屋を結ぶ近鉄特急「ひのとり」
などは臨時で運行本数を増やしていて、最新の状況を確認するよう呼びかけています。

◇◇◇

 続いて、始発から運転を取りやめている東京駅前から中継です。
(JR東京駅・八重洲口から山本隆弥アナウンサーが報告)

(山本アナウンサー)
 天気が変わりやすくなっています。東京駅の八重洲口ですが、5分ほど前までは雨足が強かったのですが、今はまた弱くなってきました。強くなったり弱くなったりを繰り返しているような状況です。そして風は、ロータリーの街路樹を見ると揺れていないんですね。いま風は収まっているんですが、東京に住んでいる方に話を聞きますと、昼ごろ強い風が吹き続いていたということでした。

 私は今朝から、太平洋に面している千葉県東部の九十九里町という場所を取材してきました。午前7時半ごろに到着しました。海を見ると白波が立っていて、波も高く、大しけとなっていました。町内にあるすべての海水浴場が今日は閉鎖されていました。

 さらに、東京ディズニーリゾートを展開するオリエンタルランドによりますと、ディズニーランドとディズニーシーの閉園時間を、通常の午後9時から午後3時に早めたということです。でも明日17日は通常通り営業するということです。

 いま帰省していて、関西にいる方で東京に戻ってくる方、もしくは関西に向かうという方も多いと思います。
 気になる交通情報ですが、きょうは東海道新幹線は、東京から名古屋間で終日運転を取りやめました。改札口の前を見ると、シャッターが閉まっていて張り紙も貼られています。モニターには、運転計画が日本語と英語で表記されているのも分かると思います。名古屋から新大阪駅間は、「こだま」のみの運転で、1時間に上下2本程度の運転となっています。

 お盆の時期ですが、東京駅を見てみると、行き交う人が本当に少ないんです。切符売り場の窓口を見に行ってきたんですが、並んでいた方に話を聞きますと「並んで5分ほどで窓口で対応してくれた、早くてよかったです」、そういった声も聞くことができました。

 駅前のロータリーにはタクシー乗り場がありますが、普段は長い列ができているんですが、あまり人がいません。タクシーにすぐに乗れるような状況になっています。

 「切符を発券したんだけどもキャンセルしたい」という方が多いと思います。実は、明日17日までの乗車券で、乗車日から1年以内であれば、手数料なしでキャンセルすることができますので、情報を確認するようにしてください。

 明日17日は台風は離れていくという予報ですが、列車はダイヤが大きく乱れたり、一部列車を運休したり、急遽、運転を取りやめる場合もあるということですので、出かける際には必ず最新の交通情報を確認して出かけるようにしてください。