アメリカの有力紙は17日、ロシアとウクライナが今月、双方のエネルギー関連施設への攻撃停止に向けた交渉を予定していたものの、ウクライナ軍の越境攻撃で頓挫したと報じました。

ワシントン・ポストは17日、ロシアとウクライナが今月双方のエネルギー・電力インフラへの攻撃を停止する合意を結ぶため、仲介国のカタールで、代表団による間接交渉を予定していたと報じました。

部分的な停戦に相当し、今後の和平につながると期待する見方もあったと伝えています。

ロシアはこれまでウクライナの電力網へミサイル攻撃を繰り返し、ウクライナは計画停電を強いられるなど、市民生活に大きな影響が出ていました。一方で、ウクライナも、ロシアの石油施設へ無人機攻撃を繰り返していました。

この交渉をめぐっては、今月6日に始まったウクライナ軍によるロシアへの越境攻撃により、頓挫したと伝えられています。