「スマホで買える太陽光発電所」オーナー募り違法に金集めた疑い ベンチャー企業元社長ら逮捕 販売した設備預かり運用益還元する「販売預託商法」負債総額は38億円超
「スマホで買える太陽光発電所」などとうたって、発電設備のオーナーを募っていた山形県の会社の元社長ら6人が、違法に金を集めていたとして、逮捕されました。
預託法違反の疑いで逮捕されたのは、ベンチャー企業「チェンジ・ザ・ワールド」の元社長・池田友喜容疑者ら6人です。
捜査関係者によりますと、池田容疑者らは、顧客に販売した太陽光発電の設備を預かり、運用益を還元するいわゆる「販売預託商法」を行っていましたが、2022年6月の改正預託法で、この商法が原則禁止された後も、違法に金を集めていた疑いがもたれています。
会社は23年2月、破産手続きを開始していて、債権者は全国で約1万2000人、負債総額は38億円を超えていました。
預託商法を巡っては、巨額の消費者被害があった安愚楽牧場やジャパンライフなどの事件などが相次ぎ、国が規制を強化していて、警察は事業の実態解明を進める方針です。